TEL. 098-832-3169
〒902-0072 沖縄県那覇市真地388番地6
沖縄こどもの国ワニ舎周辺エリア整備工事に係る工事監理及び設計意図伝達業務
県民に広く親しまれている沖縄子どもの国は、近年目覚ましいリニューアルを遂げ進化し続けています。2019年の「ライオンフィールド」エリア、2020年のクマ舎周辺「里山の迷宮」1期エリアの刷新を経て、2022年には「秘境の奥深くにある神秘的な遺跡」のコンセプトの元、新たにワニ舎周辺エリアが新装オープンしました。本エリアでは、子ども達に大人気のワニやジャガー、オオアリクイなどを、より立体的に配置することにより、様々な角度から観察できる工夫が随所に施されています。訪れた皆さんは、きっと思いもよらない視点から動物たちを目撃することでしょう。
この不思議な秘境に相応しい外構を創造すべく、弊社では引き続き園路・擁壁・植栽等の実施設計を担当しました。特に植栽では、エントランスにアレカヤシやオウギバショウなど南国らしいエキゾチックな樹種を配し、建物内に進むにつれてシダ類やガジュマル、アコウなどを植えています。密に葉の茂った緑の樹冠や、絡まり合う幹、垂れ下がる気根が不思議な雰囲気を漂わせ、野生のハンターである危険なワニやジャガーが潜むような熱帯雨林をイメージした樹種を選定しています。
建築物での植栽は、重量やスペースの制約から植栽基盤を十分取りづらいものですが、このような樹種を選ぶことで、あえて小さなスペースから根が溢れることを想定し、いずれは建築物と絡まり合って、より遺跡のようなイメージを高める効果を期待しています。
関連業務「沖縄こどもの国クマ舎周辺エリア整備工事監理及び意図伝達業務委託(第1期)」
不思議な"フェイス"がお出迎え |
地階から空中園路まで楽しめる多層構造 |
園路から動物達の生活空間を観察 |