樹木診断・治療

令和3年度南風原町指定天然記念物
「中毛小のガジュマル群」土壌改良等樹勢回復治療業務委託

発注者：民間(南風原町字喜屋武自治会)

　本業務では、昔から地域で親しまれてきたガジュマル群の樹勢回復を目的に、地域の有志と共に治療を行いました。

　南風原町字喜屋武にある中毛小(なかもーぐゎー)のガジュマル群は、平成2年に南風原町指定天然記念物に指定されています。指定当時は５本の大きなガジュマルが広場いっぱいに枝を広げ、昔から地域の憩いの場に豊かな緑陰をもたらしていたそうです。最大樹高は9.2m、胸高周囲は3.7mもあったそうですが、現在では樹勢が大きく衰退し、残念ながら僅かに数本のガジュマルが残る程度となっていました。
　「樹木医」のキーワードで弊社へ連絡をくださった区長様より、地域の大事なガジュマル群をどうにか守りたいと相談を受け、樹木医指導のもと、樹勢を取り戻すための土壌改良等を行いました。ご協力下さった地域の皆さま、ありがとうございました。地元の皆さまの手厚い治療を受けたガジュマル群が、これからも喜屋武のシンボルとして区民を見守ってくれるよう願っています。

　弊社では、このように地元の皆さまのお力添えをいただきながら、大切に守っていきたい地域の名木を治療する業務も行っています。