当社は、沖縄のランドスケープやグリーンインフラに関する調査・計画・設計などを専門とした造園コンサルタントです。

安良波公園施設更新設計業務委託

発注者：北谷町役場

北谷町では「北谷町公園施設長寿命化計画」を策定し、施設の老朽化を把握して計画的に施設更新を図り、安全安心な公園の維持管理に努めています。本業務では、安良波公園のバスケットコート内ゴムチップ舗装の更新について設計を行いました。

本施設は、海が見える開放的な空間でバスケットを楽しめる、特に人気の高い施設ですが、ゴムチップ舗装にとっては大変過酷な立地環境にあります。直射日光による紫外線や高熱の影響を受けやすく、塩分を多く含んだ海水飛沫や雨風を直接受け、さらに砂浜が隣接しているため潮風に乗った砂粒が舗装上に恒常的に飛来する中、多くの利用者が連日バスケットを楽しむ場所であるため、舗装面の劣化・摩耗は特に激しい状況となっています。このため、町より与えられた条件の中で、より耐候性・耐摩耗性に優れた、一定の品質基準に達している資材を選ぶことが重要な業務となりました。

使用するゴムチップ舗装資材については、沖縄県内における屋外自然環境下のバスケットコートに於けるゴムチップ舗装の事例調査を行い、それらの経過状況を参考に資材選定を検討しました。また、SNSなどを通し、北谷町や沖縄県の観光名所として広く楽しまれる立地にあるため、町民や観光客により愛される場として、色鮮やかなコートがあれば観光名所としての魅力をより強く発信できる立地にあることから、舗装資材の色数の多様さも重要な要素として選定しました。

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更新前の状況

更新後の状況